PIPC東京セミナー2011ご参加予定のみなさまへ

 

宮崎 仁@宮崎医院・PIPC研究会事務局です。

去る3月11日に発生した東北関東大震災で被災された皆様へ
心からお見舞い申し上げます。亡くなられた方々へ心からお悔やみ
申し上げますとともに、被災された地域の一日も早い復興をお祈り
しております。

かねて準備を進めて参りましたPIPC東京セミナー2011の開催を
4月17日に控えたこの時期に、予期しない未曾有の大惨事に遭遇し、
事務局として対応に苦慮しておりました。みなさまへ「こころの診かた」に
関する学びの場を提供すべく万全の準備を進めて参りましたので、
こんなときだからこそ、どのような形に縮小・変更してでもセミナー
だけは開催したいという強い思いでおりました。

しかしながら、シュナイダー先生の訪日が困難となり、今回の
東北関東大震災の全容が明らかになる程に、さらに被害が拡大する
状況にあって、被災地において負傷者の救急医療に全力であたって
おられるみなさまや、救護チームとして全国から派遣されている
みなさまのご苦労を考える時、PIPC研究会として何をすべきは
明確であります。

事務局としては断腸の思いではございますが、PIPC東京セミナー2011の
中止を決意せざるを得ない状況であると判断致しました。丸山文夫代表
世話人をはじめ、PIPC研究会世話人会や関係各位との協議の結果で
あることも付記させて頂きます。

被災者のみなさまはもちろんのこと、日本人全員が「こころの痛み」を
抱えて、震災後の生活をおくる今後の状況を考えるとき、PIPCの実践
は大きな意味を持つものと信じております。まさに、「ここから始める!
あなたの心療」です。

みなさまにおかれましては、セミナーにご参加される代わりに、医師として、
また一人の人間として、できる範囲でPIPCの実践にご尽力頂けますよう
祈っております。

最後になりますが、今回のセミナーの準備にあたり多大なご協力を
頂いて参りました多くの先生方、共催企業のみなさまには大変申し訳なく
存じております。事務局として心からお詫び申し上げます。

                          2011年3月20日

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